三菱HCキャピタルプライベートリート投資法人

資金調達

資金調達面におけるサステナビリティ推進の取組

2024年12月に策定したグリーンローン・フレームワークに基づき、グリーンローンの調達を進めて参ります。

グリーンローン・フレームワーク

1. 資金使途

グリーンローンで調達した資金は遅滞なく適格クライテリアを満たす物件(もしくは改修工事)の資金もしくは当該資金のリファイナンスに充当される。

適格クライテリア

  • グリーンビルディング
    以下の①~④の第三者認証機関の認証のいずれかを取得済もしくは今後取得予定の物件
    • DBJ Green Building認証
      ・3つ星~5つ星
    • CASBEE認証
      ・B+ランク~Sランク(注1)
    • BELS評価(2016年基準)
      ・3つ星~5つ星(注2)
    • BELS評価(2024年基準)
      ・非住宅:レベル4~レベル6(注3)
      ・住宅:レベル3以上(注4)
    • 自治体版CASBEEの場合、工事完了日から3年以内のものに限る
    • 既存不適格(工場等(物流倉庫含む):BEI=0.75超え)ではないこと
    • 2016年以前築の既存建物の新規取得はレベル3以上かつ既存不適格(工場等(物流 倉庫含む):BEI=0.75超え)ではないこと
    • 2016年以前築の既存建物の新規取得は再生可能エネルギーの有無によらずレベル2以上で適格とする
  • 改修工事
    以下の①〜③のうち、いずれかを満たす設備等改修工事であること。
    • (1)グリーンビルディングで定めた環境認証のいずれかにおいて、ランク又は星の数の1段階以上の改善を意図した改修工事
    • 運用する不動産において、エネルギー消費量、温室効果ガス排出量、水消費量等、環境面で有益な改善を目的とした設備改修工事
      (従来比30%以上の削減効果が見込まれるもの)
    • 再生可能エネルギーに関連する設備の導入又は取得

2. プロジェクトの選定基準とプロセス

調達資金の使途となるプロジェクトは、本資産運用会社の投資運用2部又はファンドマネジメント部による適格クライテリアへの適合が検討され、評価および選定が行われる。
対象となるプロジェクトを資金使途としてグリーンローンによる資金調達を行うことは、本資産運用会社のファンドマネジメント部により起案され、投資委員会で決議されたのち、本投資法人役員会にて決議される。

3. 資金管理方法

  • グリーンローンで調達した資金は遅滞なく適格クライテリアを満たす物件(もしくは改修工事)の資金もしくは当該資金のリファイナンスに充当される。
  • 調達した資金は社内の電子ファイル等の媒体を用いて追跡管理している。グリーンローンの対象となる物件を売却する等、グリーンローンの返済までに未充当資金が発生する場合、本投資法人は当該未充当資金をポートフォリオ管理(注1)にて管理する。
  • ポートフォリオ管理:決算期毎にグリーンローン残高の合計額が、グリーン適格負債上限額(適格クライテリアを満たす資産合計額×総資産LTV)を超えないことを確認するもの。

4. レポーティング

本投資法人のウェブサイト上にて、グリーンローンの残高・調達資金の充当状況および環境改善効果(インパクトレポート)を決算期毎に開示予定。

グリーンローン一覧・充当状況

グリーンローン一覧・充当状況

借入先 残高
(百万円)
借入日 返済
期限
返済
方法
資金使途 充当日 充当額
(百万円)
株式会社
日本政策投資銀行
500 2025年
2月28日
2031年
2月28日
期限
一括
芝256スクエアビル(CASBEE A)
名古屋桜通ビル(BELS ★★★)
御幸レジデンス日本橋茅場町(CASBEE B+)
取得資金等を資金使途としていた既存借入金の弁済資金
2025年
2月28日
500
株式会社
りそな銀行
400 2025年
2月28日
2031年
2月28日
期限
一括
芝256スクエアビル(CASBEE A)
名古屋桜通ビル(BELS ★★★)
御幸レジデンス日本橋茅場町(CASBEE B+)
取得資金等を資金使途としていた既存借入金の弁済資金
2025年
2月28日
400
株式会社
三菱UFJ銀行
1,600 2025年
2月28日
2032年
2月27日
期限
一括
芝256スクエアビル(CASBEE A)
名古屋桜通ビル(BELS ★★★)
御幸レジデンス日本橋茅場町(CASBEE B+)
取得資金等を資金使途としていた既存借入金の弁済資金
2025年
2月28日
1,600

なお、本フレームワークは、株式会社日本格付研究所による第三者評価である「JCRグリーンローン・フレームワーク評価」の最上位評価「Green 1(F)」を取得しています。

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